スティーヴン・R.コヴィーの「7つの習慣」をご存じない方はおられないでしょう。
ナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」と並ぶ、成功哲学(自己啓発書)の名著です。
しかし、この名著中の名著を、本当に最初から最後まで読み切った人は日本にどれくらいいるでしょうか。
おそらく、読了した人は、かなり少ないと思われます。
ある先生についてコーチングを学んでいる頃、その先生が「7つの習慣」に触れ、役立つところもあるけれど、難解な部分もあって、全部は読めていません、とおっしゃっていました。
プロのコーチでも容易に読み切れないらい難解な本、その内容を、固いお煎餅のように噛み砕くには、それなりのエネルギーが必要となります。
私自身も読み残した部分があるので、もう一度、緒戦してみたいと思っていた時に、以下の本を見つけて、衝動買いしてしまいました。
これならば、とっつきやすく、コヴィーの思想に、サッと入ってゆけます。
7つの習慣をいっぺんに実践しようと思っても、無理があるでしょう。
風花なりに、もっと優しくするために、最初は、3つに絞っても良いと考えました。
1~7のうち、2~4の3つについて、しっかりと納得してほしいのです。
(以下は「まんがと図解でわかるスティーブン・R・コヴィーの7つの習慣)からの引用です)
●なりたい自分を想像してから始める
●重要なことを後回しにしない
●自分も相手も幸せな方法を探す
偶然ですが、以上のことは「風花スタイル」にも書かれていますよね。
■ひとつ先の未来に希望を持ち、良い未来予想図を描くこと。そして、自分の描きたい夢や目標に向かって進んでゆくこと。
■こうしようと決めたことの優先順位を上げること。優先順位を上げれば、実践が進み、挫折の危険を避けることができます。
■稼ぐということは、自分だけが利益を得ることではありません。他者にプラスの影響を与えることで、成果を得てゆくのが風花スタイルの本質です。
「7つの習慣」と「風花スタイル」を無理やり、くっつけようとしているのではありません。
成功哲学なるものは、たいてい同じところに行きつくものです。
優れた哲学は、深く核心的なので、どんなスタイルにも共通するエッセンスを提供しています。
薄っぺらで、目先のことにこだわり、お手軽に手に入れようとすると、余計に遠まわりすることになりますので、腰を落ち着けて、物事の本質、深い真理を学んだ方が、ずっと有益なのです。