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- 投稿者 : 風花
映画評論家の淀川長治さんが、偉大な映画監督であるチャールズ・チャップリンが「ライムライト」を撮影しているスタジオを訪れた時のこと。
チャップリンはリハーサルで、「ライムライト」の中の名セリフ「時は偉大なる作家である。いつも、完璧なる結末を描く」を、何度も繰り返している。ある時は、低く抑えた声で、ある時は、大きく叫ぶように……。
その撮影風景を見ているうちに、淀川さんは、涙をこらえられなくなってしまう。気づいたら、大声を出して泣き出していた。
淀川さんが泣いているのに気づいたチャップリンは、すぐに彼のところに駆け寄ってきて「なぜ、泣いているんだい」と聞いたそうです。
淀川さんは、チャップリンの白髪を指さしながら、自分はあなたの映画を初期のサイレントからすべて見てきていることを告げました。
チャップリンは、淀川さんの気持ちを悟り、強く彼をその場で抱きしめたそうです。
想えば、チャップリンの映画人生も、長く、波乱に満ちていた。ナチスドイツが猛威をふるっている時代に、映画「独裁者」を命がけて撮ったこともある。栄光を勝ち得たチャップリンも、また「孤独の人」なのです。
若い美男子だった役者・チャップリンが、今や白髪の老人となり、愛した女性が若い青年と結ばれるという運命を見送ろうとしている。その思いを、チャップリンは、以下のセリフに込めたのです。
Time is the great author, always writes the perfect ending.
撮影中のスタジオで、偉大なる映画監督であり役者であるチャールズ・チャップリンが、自分の孤独、淋しさを、淀川さんが理解してくれたことに感動しているのですね。
人と人との心が、これほど美しく触れ合っているケースは滅多にありません。
それにしても、「時は偉大な作家である。いつも完璧な結末を描く」は、素晴らしい名言ですね。
チャップリンの深い悲しみを読みとれるとともに、人間へのあふれんばかりの愛情と運命愛が感じられます。
チャップリンの名言に関する記事はこちらをお読みください⇒チャップリンの名言
世の中に名作映画と言われる映画はたくさんありますが、その中でも、名画中の名画と賞賛されるのが、この「素晴らしき哉、人生!」です。
原題は(It's a Wonderful Life)。1946年のアメリカ映画。監督はフランク・キャプラ。
主演は、ヒッチコック監督の名作「裏窓」や「めまい」に出演している、ジェームズ・スチュアート。
名作であることは知っているのですが、これまでに何度か見ようとして、途中で挫折してしまい、最後まで見られなかったのです。
かつて「禁じられた遊び」を、10回以上も挫折したという苦い経験が、私にはあります。「名作ゆえの退屈さ」が、私を苦しめる時があるのです。
おかげさまで、この「素晴らしき哉、人生!」は、3回目の挑戦で、しっかり、感動できました。
今回、最後まで鑑賞してみてわかったのですが、中盤までは会話がやたらと多くて、感情移入がしにくいところがあります。ラスト15分。天使と主人公が出逢ってから、スイッチが入ったかのように、俄然、面白くなります。
クリスマスの日に奇跡が起こるという設定であるため、今ではクリスマス映画の定番としてアメリカでは親しまれているそうです。
日本では、他のアメリカのクリスマス映画と比べて、放送された回数は少ないのではないでしょうか。おそらく、中盤までの退屈さが、ネックになっているのだと思います。
しかし、今回の鑑賞で、ラスト15分が最高に面白いということがわかったので、これからは、大丈夫。前半から終盤までのすべてが、ラスト15分のための伏線なのです。
そう思って見直すと、細部までまた違って面白さが浮き立ってきそうです。ジェームズ・スチュアートの演技を中心に、何度も楽しめるでしょうね。
この映画「素晴らしき哉、人生!」は、その構成からも、1回だけでなく、何度も繰り返し見て楽しむ名作映画だと言えます。
明けましておめでとうございます。風花未来でございます。本年も、どうか、よろしくお願いいたします。
●年頭の風花未来の思い
年頭の風花未来の思いですが、以下のページにて配信いたしましたので、お読みいただけたら幸いです。
●茨の道を希望の道に
年明け早々に、私のツイッターにアクセスできませんでした。
最近、ツイッターアカウントの乗っ取りがひんぱんに行われており、ひどいことになるかもと直感したのですが、何とか、今はアクセスできています。
風花未来のツイッター
明日にでも動画で取り上げたいのですが、この映画、日本人として、一度は見ておくべき傑作です。
日本にはかつてこういう日があったことを、私たちは深く体感するように知っておいたほうがいいと思うのです。
他のバージョンもありますが、岡本喜八の監督作品がおすすめ…https://t.co/fOQcwJ4RlV
— 風花 未来(かざはな みらい) (@kazahana_mirai) January 3, 2023
それと、私のYouTubeが、かなりきつくなってきました。
テーマによっては、ほとんど表示されません。
いつ、削除されてもおかしくない、そういう状況が近づいているようです。
インターネット上で本当のことが言えなくなる、これは、まさに、茨の道ですね。
私はここ15年以上、ずっと現役のブロガーであり、インターネット以外の仕事はやったことがありません。
今さら、転職は無理だと思うのですが、まあ、何とかなるだろうと、持前の能天気ぶりを発揮しつつ、これからは、風花らしコンテンツを地道に粘りづよく配信してまいります。
今年最初の動画は「立原道造」という詩人の作品を取り上げました。
もちろん、風花のテーマは「詩」だけではありませんが、もっともっと、詩の素晴らしさ、大切さをお伝えしてゆきたいです。
●今はまるで戦中ですね。
言論活動は、厳しく検閲されるようなっていますので、その状況下でも、心折れることなく、風花らしい、言葉を発してまいる所存です。
人が人らしく、自分が自分らしく生きられる、そんな社会をかなえるために、明るく、前向きに、語って行きますので、これからも、どうぞ、よろしくお願いいたします。
●まどか大学は?
では、風花まどか大学で食べてゆけるかというと、その可能性は、ほぼありません(苦笑)。
というか、そもそも、「まどか」でお金儲け的なビジネスをしようという気は、全くありません。
ただ、私自身がそうであったように、「まどか」を暮らしに取り入れると、「生きやすくなる」ことは間違いありませんので、それを何としてもお伝えしたい。
今後は、多くの人に「まどか」を体感していただくために、できるかぎり、低価格でわかりやすい配信をしてまいります。
●「まどか」と「まどか学」の違いは?
実は「まどか」と「まどか学」は異なります。
それを説明すると長くなりますが、要するに「まどか」をより良く、楽しく理解いただき、風花未来以外の人に「まどか」の魅力を語っていただくために「まどか学」を立ち上げました。
風花未来の力だけでは、広がってゆきません。
10年前ならば、若い社員を雇い、会社を設立して、やっていたでしょう。
しかし、今の私には資金力が全くなく、若い人たちと会社を切り回す、気力と意欲がわいてきません。
現代という困難な時代を生きぬくためには、どうしても必要な「まどか」を充分に広げる力が、風花には足りないのです。
ですから「まどか」を直感でとらえるのではなく、学問として、わかりやすく理解いただけるように、「まどか学」を起こしました。
当然、「まどか学」そのものを最大限に、楽しく、面白くする努力を継続してまいります。
今年の12月末まで、精一杯、語ってまいりますので、入学してくださらなくとも、まどか大学を横に広げるなど、どういう形でもかまいませんので、応援していただけたら幸いです。
まどか大学の詳細はこちらに↓
明日から、新学期が始まりますので、今から、準備作業にかかります(汗)。
気づいてみたら、年末になっていた、それくらいの速度で今年も進むのでしょうか。
ともあれ、どうか、今年一年をお互いに、素晴らしい年にしてまいりましょう♪
それでは、元気に、またお逢いしましょう。