私が運営する「風花塾」では、ブログなどの自分メディアを活用して、自分ビジネスを成功させる方法を伝授しています。
今期(6期)は「日記スタイルブログ」という新たな表現形式を試していただいているのですね。
もちろん、ただの日記ではなく、そこには専門的な意識やプランが必要になりますが、自分を表現しやすいというメリットは大きいわけです。
では、日記スタイルブログは、初心者向けのスタイルと言えるのでしょうか?
日記スタイルブログは、極めて魅力的な表現形式ですが、しっかりと意識しておいてほしいことがあります。以下、それについて述べてみることに。
いろんなブログを運営してきた人は別ですが、初めてブログを開設した人が、記事をアップしてゆきますと、当然ですが、悩みが出てきます。
その悩みのことを、壁、あるいは試練と呼ぶことにします。
ブログに記事を投稿してゆく中で、最初に当たる壁は何でしょうか?
何しろ、ブログに記事を本格的にアップしてゆくのですから、いろんな戸惑いがあるでしょう。
アクセスアップですか、記事のまとめ方ですか、それとも、キーワードの選び方ですか?
多くの方とお話しをさせていただいて、私が強く感じるのは、ブログ経験の浅い人の前に立ち現れる「最初の壁」は、「自分と向き合うこと」だと思うのです。
日々記事をアップしていますと、いろんなことが見えてきます。
自分がこれを伝えたいと思って書いた記事が、ほとんど無視されてしまったり、自分がそれほど感情移入して書いたわけでもない記事にコメントがついたり……。
自分では強いと思って始めたテーマも、書いているうちに、ネタが尽きてしまい、それほど詳しいわけではないことに気づく場合もあります。
この段階で、自信をなくし、諦めてしまったら、最悪ですから、それだけは避けてください。
ちょっと、粘ってみましょう。
そう、「自分と向き合うこと」には、辛い面があるのは確かです。
私自身、大いなる期待を抱いて始めたブログで、挫折したこと1度や2度ではありません。自分の勉強不足を痛感し、その分野で成功している人の凄さに打ちのめされ、心が折れてしまったこともあります。
最初の壁である「自分と向き合うこと」という試練にさらされた時、あなたなら、どうしますか?
私がここでアドバイスしたいのは、勇気をもって、最初の壁を正面突破してください、ということではありません。
そうしてほしいのは山々ですが、全員の方が、いきなり目の前の壁を突破できるわけではありません。
「そうか、自分のレベル(適正)はこのあたりにあったのか、それなら、これからどうしよう?」と迷った時、どうしたら良いのか?
即座に、瞳をキラキラさせて、ご自分の長所と短所を詳細に分析し、成功するための「傾向と対策」を練ってみようという頼もしい人は、たいじょうぶ。
しかし、多くの人は、答えを出すのに、ちゅうちょされるはず。
でも、怖がるほどのことはありません。諦めさえしなければ、チャンスはまた作れます。
しばし、そこに立ち止まり、考えることも有益です。
このまま真っ直ぐには進めないと思ったら、迂回路、つまり、遠回りにはなるけれども、平たんな道を選択するという方法もあります。
また、いったんは後退して、ベースキャンプを張り、そこで力を蓄えるのも立派な選択です。
「自分と向き合うこと」を「壁」とか「試練」とかいう言葉に置き換えてみましたが、ここで視点を変えてみましょう。
「自分と向き合う」と、自分の欠点や足りない点が見えてきて、自信をなくす場合があります。しかし、それは、チャンスでもあるのです。
自分の弱点を知るのは、誰だって辛い。でも、その弱点を補う工夫をすれば、それが大きな飛躍につながる場合だってあります。
短所を長所に、弱点を強みに、変えられるからこそ、人生は面白いのです。
自分の好きなことで成功することは難しいと嘆くのではなく、「自分の好き」を育てることを楽しんでください。自分の好きなことを強くするための工夫にやりがいを感じてください。
「自分と向き合うことは」、さらに「自分を好きになるためのチャンス」なのです。