大相撲というと、最近はモンゴル人の話題ばかりですが、久しぶりに日本人力士が注目されています。

 

その人は、33歳の嘉風。

 

相撲界では33歳といえば、引退してもおかしくない年齢です。それなのに、嘉風は見事な成績を連続してあげ、常識をくつがえしてくれています。

 

嘉風の強さの秘密は、マインドにあることに注目してください。

 

嘉風は、しばしば「楽しむ」という言葉を使います。最近のアスリートたちがよく使う言葉ですが、嘉風はさらに踏み込んだ意味で「楽しむ」という言葉を使っているようです。

 

以下は日刊スポーツからの引用です。

 

「すごいなと思います。気持ち1つで、ここまで変われるんだと思いました」

夏場所から3場所連続で2桁勝利。九州場所でも初めて小結で勝ち越した。気持ちがどう変わったのか。

「1つは全力を出し切ることだけ考えた。すると、負けることが怖くなくなった。気持ちの切り替えが、さらに良くなりました」。

 

先場所の大相撲放送で、嘉風にインタビューしたアナウンサーが、嘉風の言葉を紹介したのですが、それが印象深かったので今でも覚えています。

 

嘉風は、相撲を楽しもうと自分に言い聞かせてきたけれども、最近、ちょっと違うのかな、と思うようになった。全力を出し切ることが楽しい、そのことに気づいた、というふうなことを語ったそうです。

 

要するに、結果を気にしないで、全力を出し切ることが大事なのですね。多くの人は、結果を先に考え、全力を出し切れないで終わってしまいます。それでは、結果はついてこないし、楽しくもならなないでしょう。

 

これって、至り尽くした「マインドセット」ですよね。

 

結果を気にせず、全力を出し切ることだけを考えると、自分が成長できるので、結果もついてくるし、楽しくなる」、このことは、12月12日の風花セミナーでもお伝えしようと思っています。