前回は「共有力が最も高い表現形式」について、お伝えしました。

 

共有力が高いということで例にあげたのは、音楽、スポーツ、動物でしたね。

 

さて、ブロガーは、どのようにしたら共有力の高いブログを作成できるのかについて、今回は具体的に解説いたします。

 

ブログのジャンルで、最もアクセスを集めやすいのは、エンタメ芸能だと言われています。

 

その理由は、明快です。有名な芸能人は多くの人が知っており、情報を共有しやすいからです。

 

自分が知っている人、知っていることに関する情報を、人は知りたいのであって、自分が知らないことを読みたい人は多くはいません。

 

熟読しづらいメディアであるブログでは、一から全く知らないことを学習しようとは誰もいないことを、ブロガーは知っておかなければいけません。ゼロから学ぶのであれば、書籍(本)を買い求めるでしょう。

 

広告において、芸能人やスポーツ選手などの有名人がイメージキャラクターとして起用されることが多い。それは、自分が知っている人がいると、安心して情報を信じやすくなるからです。

 

もちころん、ここで「私は芸能人などの有名人には興味はないし、ペットも飼っていないし、スポーツにも関心がない。そうだとすると、もう、自分のブログ(自分メディア)に多くの読者を集めることはあきらめたほうがいいんでしょうか?」という疑問を抱く人が出てくるでしょう。

 

そういうことでは、ありません。

 

最も共有力の高いジャンルや表現方法を知ることは、共有力がそれほど高くないジャンルを選んだ場合にも、活かせるのです。

 

では、以下、共有力の高い自分メディアの作り方について、具体的に解説します。

何を伝えたいメディアなのかを、ハッキリさせる。

 

日々違う話題を取り上げる日記ブログ。その中には、毎日大量のアクセスを集めているブログが存在します。芸能人の話題もなければ、ペットも登場しないのに……。

 

その理由を、じっくりと考えたことはありますか?

 

一本いっぽんの記事がおもしろいことは重要です。多くの人が興味を持つ話題を取り上げることも大切。もちろん、更新頻度が高くないと読者は付いてきてくれません。

 

実は、そういうことよりも、さらに注意してほしいことがあるのです。

 

それは「どういうことを伝えたいのかが読者にハッキリと伝わっていること」。テーマが明快で、筆者の姿勢にブレがないこと、それが大事なのです。

 

それならば、昨日は美容、今日は政治、明日は自然、と話題がコロコロ変わっても、ブロガーが主張したいことが同じならば、読者は安心して読めるのです。

 

つまり、ブロガーの伝えたい主題(テーマ)を読者に共有してもらうこと大事であり、テーマを共有してもらうためには、テーマそのものを、単純でわかりやすくする必要があります。

 

伝えたいことが複雑で、筆者自身も迷っているような事柄を書いても、読者と話題を共有できませんし、読者からの共感も得られません。

 

語りたいことを単純にすることを怖れてはいけません。テーマは、シンプルな方が良いのです。そして、軸をぶらさないようにしましょう。そうすれば、取りとめのない、輪郭のぼけた日記ブログを卒業できます。