アクセスや収益を順調に伸ばしていたのに、あるところで、伸びの速度が遅くなり、なかなか伸びなくなる人がいます。

 

一方、どんどん数字を伸ばし続け、どこまで成果を上げ続けるのかわからないほど、どんどん伸ばしてゆく人がいるのです。

 

その理由は、簡単。

 

アクセスや収益などの成果は、読者の記事への満足度(実用性・お役立ち度・共感・お得感など)、ブログへの好感度に呼応します。

 

その満足度と好感度を支えるものは、何か?

 

それは、ブロガーの人間力(トータル・ヒューマン・パワー)に他なりません。

 

人間力にはいろいろあるのですが、中でも最も大事となるのは、以下の2点です。

 

成果を伸ばし続ける、2つの人間力(ヒューマンパワー)

 

1)ポジティブな姿勢

 

2)他者(読者)への思いやり

 

では、2つの人間力について、ご説明しましょう。

 

1)ポジティブな姿勢

 

多くの人が勘違いしているのですが、ポジティブはネガティブよりは多少は良いことが起きやすいようだ、程度の認識しかない人が多い。

 

とんでもない。ネガティブでは絶対に成功できません。そして、ポジティブでなければ、成功できないのです。

 

ポジティブとは、前向きで積極的な姿勢を指すだけではありません。物事を肯定的に受け入れ、良い出来事を、自分のプラスのエネルギーに変え、さらなる成長のために活用できる能力をも意味するのです。

 

例えば、急激にアクセスが伸びたとします。ビックリするのは、ほとんどの人は、その「良い出来事」をまぐれだとか、偶然だとかと、否定的にとらえてしまうのです。

 

そういう人は、小さな成功体験を積み重ねていない、勝ち癖がついていないで、逆に負け癖がついてしまっている。

 

だから、せっかくの「ポジティブな事件」を素直に受け入れることができずに、次々に「良い出来事」を起こすことができないのです。

 

ですから、アクセスアップした、あるいは、商品が売れた時には、素直に歓んでください。「まぐれ」とか「偶然」とかいう言葉を、その時に一語でも発してしまったら、負けなのです。せっかくの成果も、ほぼご破算になってしまうと肝に銘じてください。

 

これは、決して、大げさに言っているのではありませんよ。

 

謙遜の気持ちで、照れ隠しのつもりで、うっかり「まぐれ」だと言ったとたんに、本当にまぐれとなり。次のアクセスアップは、遠い先のことになってしまうので、どうか、くれぐれも、ご注意ください。

 

だいたい、正常なマインド(心が整っている状態)であるならば、アクセスの急増を「まぐれ」だとか「何かの間違い」だと判断するはずがありません。

 

良い出来事を否定している時点で、心が病んでいる、正常ではないのです。

 

良い出来事(ポジティブな事件)は、すべて必然だと思って間違いありません。確かな原因があって、確かな結果がもたらされた、ごく当たり前なこと。

 

そういうプラスの現象を、あるがままに受け入れ、冷静に分析して、次の「良い出来事」につなげてゆく健全な精神こそ、ポジティブと呼ぶべきなのです。

 

2)他者(読者)への思いやり

 

最近では、ブロガーは自分の利益ばかりを追求するのではなく、まずは読者にプラスになる情報を提供しなければならない、ということは頭ではわかっているようです。

 

しかし、実際にブログを開設して、記事を更新してゆくうちに、自分の利益を最優先するばかりに、読者に嫌悪感を与えてしまう人が、実に多いことに驚かされます。

 

この問題も、マインドができていない、心が整っていないことが原因なのです。

 

成功していない人は、ふだんから、何とか自分だけ他人より得をしたい、利益を得たいと気ばかり焦っています。

 

一方、すでに成功している人は、他者(読者)にもっと満足してもらうために、何ができるだろうか、と常に知恵を絞っているのです。

 

成功できない人は、自分のことばかり考えている。成功している人は、他人の幸福について思いを巡らせている。

 

以上のことに多くの人が気づいていません。

 

ほとんどの人は、お金持ちは自分の利益をどんよくに追求していると考えていますが、実は逆なのです。

 

日常から、他人に心を配り、優しい眼差しを向け、感謝に気持ちを忘れずに、自分の利益よりも、他者の満足や幸福について真剣に熟考している人が、成功者なのだということを、どうか忘れないでください。

 

アクセスや収益の伸びが止まる人と、伸び続ける人との決定的な違い

 

成果の伸びが止まっている人は、現在の自分の人間力に見合ったアクセス数をすでに打ち出しており、それ以上は期待できにくい状態になっているのです。

 

伸びないで足踏みをしている人が、再びアクセス数や収益(読者の満足度の正直な反映)を伸ばすためには、自分を現在よりも成長させる必要があるとうこと。

 

一方、成果を伸ばし続けている人は、記事を書きながら、常に自分を成長させているのです。

ブログワークだけでなく、すべての仕事は、全人格的な戦い(トータル・ヒューマン・パワーの競い合い)なのです。

 

ですから、ブロガーは、アクセスや報酬額だけを伸ばそうと焦るのではなく、自分の人間力を成長させ、成長した分だけ成果が伸びると考えるべきなのです。