風花用語辞典、久々に行ってみましょう。
風花スタイルは、言葉を大切にする「独自の自分ビジネス」を提唱しています。そのため、その中で使われる言葉も「造語(オリジナルワード)」が多いのです。
今日ご紹介するオリジナルワードは「しなやかな熱情」です。
風花スタイルでは「しなやか」という言葉が、しばしば使われます。
マッチョ的というか、肉食獣的な体質は持続性に欠け、折れやすくて「もろい」ものだと思うのです。豪雪の時に、あっけなく折れてしまうのは、巨木です。
それに対し、竹はしなやかさを活かして、自分への負担を軽減することができます。
また、弱よわしそうに見えるススキの穂は、大雪にも負けず、自らの姿を全うし、生きながらえる知恵を持っているのです。
そうした「しなやかさ」を風花スタイルでは尊びます。
そして、その「しなやかさに」に「熱情」が加わった時、成功への道を力強く進んでゆけるのです。
ただの激しい情熱は、冷めやすく、風が吹けば簡単にかき消されてしまう「もろさ」を持っています。
ところが「しなやかな熱情」は、粘り強い生命力をうちに秘め、静かに、ひょうひょうと、自分の夢の実現に向かって、自らの背中を押す力がある。
実は、この「しなやかな熱情」は、有名な思想家である和辻哲郎の「しめやかな激情」という言葉を、風花なりにアレンジしたものです。
日本人の心の原風景には「しめやかな激情」が息づいていると和辻さんは主張します。
ふだんは、静かに、美しいたたずまいを見せている人でも、ある時、阿修羅となって自らの命を狂おしく燃やしきろうとする、そうした神秘的なエネルギーを、日本人はうちに秘めていると私も信じています。
夢の実現には「激しさ」は不可欠です。ただ、それが一瞬のうちに燃え尽きえてしまう「あだ花」的な炎ではいけないと風花は考えます。
ですから、折れにくい「しなやかさ」を大切に、気負うことなく、自然体で自分の夢に情熱を注いで行きたいものです。