●個人が強くなることが求められている時代

 

現代とはどのような時代なのでしょうか?

 

有名なコンサルタントである、堀紘一氏は日本の時代は、以下のように変遷していると主張しています。

 

明治維新→国家の時代

 

第二次世界大戦後→企業(民間)の時代

 

現代→個人の時代

 

なかなか、穿(うが)った意見だと思われます。

 

長年にわたり鎖国をつづけていた日本は、明治維新で開国し、富国強兵政策により、ひたすら「国」を強化してゆきます。

 

しかし、ご存知のように、第二次世界大戦で敗戦し、国粋主義から民主主義の時代へ。

 

今度は、「国」ではなく、民間企業が、隆盛を誇り、驚異的な経済成長をとげました。

 

ところが、今は「企業」の力は衰え、もう目覚しい経済成長は望めない時代となったのです。

 

経済不況が長引き、少子高齢化が進み、企業の寿命が長くて30年と言われる現代。

 

その一方では、私たちの寿命は長くなっているので、どうしても、一生のうちで複数の仕事を持ち、企業に頼らず、経済的に自立してゆかざるを得ません。

 

その意味では、まさに、現代は「個人の時代」だと言えるでしょう。

 

こうした厳しい時代にあっては、私たち一人ひとりが経済的にも精神的にも、強くなることが求められるのは当然です。

 

●リーダー不在の時代を生きぬくには?

 

国や企業の力が弱くなっているばかりではなく、現代では真のリーダーがほとんどいません。

 

リーダーがいないのには理由があります。

 

これほどまでに価値観が多様化してくると、それらの多面的な価値観を満足させる回答を提供できるリーダーは、必然的に少なくなってくるのです。

 

いきおいリーダーを名乗る人たちは、専門家となり、ある1つの分野でのニーズに応えることになります。

 

しかしながら、ここで大問題が浮き上がります。

 

人の一生は総合体、つまり様々な価値観の複合体。そのため、1つの問題を取り出し、それだけを解決しても、その人のライフスタイルは好転しない場合が多いのです。

 

実はネットビジネスも同じなのです。ビジネスは技術だけの問題ではありません。

 

人類がこれまで知らなかった長寿社会においては、長い人生において仕事とは何か、また、働くことによって経済的な報酬を得ることの本質を、再確認する必要があるのです。

 

しかし、そうした観点から、人々を導いてくれるリーダーはなかなかいません。そうしたリーダー不在の時代には、結局は、私たち一人ひとりがリーダーになるしかないのです。

 

自分自身を、自分で救済するとという認識を「セルフヘルプの思想」と呼びます。自助努力と言ってもかまいません。

 

つまり「自立への道」を、しっかりと地に足をおろして、進んでゆくべき時代なのです。

 

しかし、こうした困難な時代にあっても、追い風は吹いています。その追風とは、インターネットです。

 

このインターネットを賢く活用すれば、企業に依存しなくても、経済的に自立することは可能だからです。

 

その具体的な方法が、インターネットビジネスであり、インターネットビジネスの存在意義は、私たちが自立するための有効的手段であることを、まず確認しておいてください。