稀勢の里関が、初優勝を遂げ、横綱に昇進しましたね。日本中、もらい泣きした人が多いのではないでしょう。
私も、うるうる来てしまいました。
さて、今日の「日刊スポーツ」を読んでいたら、気になる記事がありました。
稀勢の里が所属する田子ノ浦部屋の親方が、稀勢の里について質問され、その時の答えを読んで、「これだ!」と直感しました。
弟子として稀勢の里の強さ、すばらしさはどういうところ?
本当に素直…これが一番です。やっぱり、素直が最大の武器じゃないかなと思います。
風花スタイルでも「素直さ」の重要性については、繰り返しお伝えしてきました。
「素直」という言葉の意味を多くの人が間違えて解釈しています。
「素直な人」とは「言われたことを何でも逆らわずに聞く人」くらいににしか思っていない人が実に多い。
実は「素直」という言葉は、もっと強く、もっと深いのです。
「素直」の「素」は「元素」「素」です。つまり、すべての物事の核心、本質、急所、もっとも大事なところが「素」なのですね。
その最も「おいしいところ」に、「直」即ち、一直線に到達できるのが、「素直」な人なのです。
物事の重要なところ、そのまん真ん中に一直線に突き進める力を「素直」と呼びたいと私は思います。
その意味で、風花塾に参加された方々には「素直さ」をこれからも求めてゆこうと、今回の稀勢の里の成功によって、改めて決意した次第です。