去年の11月からはじめて、いまだに完成していないプロジェクトがあります。それは、私が運営している風花塾のためのブログテンプレートの開発です。
正確に言いますと、ワードプレス用のテーマ(テンプレート)の開発なのですが、きりがないほど、やることが多い。
この経験で思ったのは、テンプレートの制作者と依頼主との呼吸が合わないと、良いものはできないということです。外部スタッフ、即ち、外注さんにお願いするわけですから、注文を増やせばふやすほど、経費はかさんでゆきます。
制作費を縮小すれば、デザイナーさんは苦しくなり、制作費が膨張すれば、私のやりくりが難しくなるわけです。
テンプレートの制作は、いわば職人技であり、多くの経験を要します。しかも、ブロガーにとって、より使いやすいブログを作ろうという情熱がないと、とうてい良いものは作成できません。
現実として、内部にスタッフをかかえ、年がら年中、ワードプレス用テンプレートの開発に専念してもらうなどということは、不可能です。
誰もかれもが納得する「理想のテンプレート」は、まだ遠いところにあると感じています。理想に向かって、少しでもより良いものを作ってゆくという行為は「遠い旅」に似ている、そんな気がしてなりません。