「自分メディアのつくり方」という本を衝動買いしてしまいました。奥付を見たら、2006年3月の出版となっています。
いわゆる「ブログブーム」の真っ最中に発売された書籍ですね。それを2013年である今年に読むのは、少し無理があるのではないかと思いながら、ページをめくっています。
この本は、今でも充分に役に立つ点がありますよ。
「自分メディア」とは、ブログやメルマガなど、一個人がインターネットを活用して運営できる媒体(メディア)のことです。
「自分メディアのつくり方」という本が、今も役立つ点の一つに「テーマの決め方」があげられるでしょう。
46ページに「コンテンツのテーマを決定する」という章があり、その最初の見出しは以下のとおりです。
コンテンツを生み出す3つのキーワード
3つのキーワードとは「目的」「自己分析」「マーケティング」だと著者は主張します。
本書の順番だとわかりやすいので、私流に順番を変えて、簡単に説明してみましょう。
自己分析
自分の好きなこと、興味のあること、自分が詳しい分野などを、自己確認すことです。それを「自分の強み」と言ってもかまいません。
自分の得意ジャンルならば自信を持って書けますし、他のサイトとの差別化もしやすくなります。
目的
何のために、自分メディアを運営するかを、明確にすることです。
家庭菜園に関するブログを開設したいとしましょう。開設の理由は、例えば「健康生活を保つためには、食物が大切であり、その軸として自宅で野菜を栽培しているので、そのことについて記事を書いてゆきたい」となるでしょうか。
簡潔に目的を述べるなら「健康のための食生活の基本として、家庭菜園の素晴らしさを伝えること」となります。
このように、自分のメディアで、自分がそのテーマを語ってゆく目的をはっきりさせますと、ブログ運営の軸がブレないので、読者の信頼も得られやすくなるのです。
マーケティング
自分メディアをつくる場合、例えばブログならば、そのブログの読者像をまず描くべきです。読者層のことをターゲット層とも呼びます。
大事なことは、どれくらいの読者数を見込めるかということです。つまり、自分メディアで扱うテーマに、どれくらいのニーズがあるのかを調べなければなりません。そうした市場調査のことを、マーケティングと言います。
以上のことを、おさらいしてみましょう。
自分メディアをつくる時、何のために、何について、誰に向かって発信してゆくのか、この3つを明確にしないと、成功は期待できません。