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投稿者:風花

アメリカ映画の名作「ゴースト ニューヨークの幻」(1990年)を、Blu-rayで見直してみました。

 

ゴースト/ニューヨークの幻 スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]

 

DVDが普及しはじめた頃、私は歓ばなかったのです。画質が良くなったというより、映像がベタッとして、シーンの「空気感」が失われ、これならば、ざらざらとしてVHSビデオで観たほうがマシだと感じたのを鮮明に憶えています。

 

で、Blu-rayはどうかと言いますと、作品によりけりです。

 

スケールが大きい映画の場合、Blu-rayだと迫力が違うのではないかと思って「ランボー」とか「クリフハンガー」とかを、ブルーレイで鑑賞してみましたが、それほどでもありませんでした。

 

キーワードは「空気感」です。これが再現されていないかぎり、Blu-rayで見ても仕方がありません。

 

その点で、思わず鳥肌だったのが、今回ご紹介する「ゴースト ニューヨークの幻」です。

 

Blu-rayで観ますと「空気感」が違います。映像に奥行があり、映像空間の中に自分がいると錯覚してしまうほどです。

 

こういう繊細な心の動きを描いた映画は「空気感」があると、映像の純度が高まり、テーマに没入できます。

 

ラスト近く、「見えるわ」といって驚きの表情を見せるデミ・ムーア。そして、光の帯の中に浮かび上がるゴースト(パトリック・スウェイジ)。

 

このシーンの良さは、Blu-rayでないと充分に味わえないと言いたいくらいです。

 

Blu-rayがこれほど良いのならば、名作映画を、少しずつBlu-rayで見直してゆこうと決心したのでした。

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映画の「シェーン」「ジャイアンツ」などで有名なジョージ・スチーヴンス監督の「陽のあたる場所」を久しぶりに鑑賞しました。

 

 

「陽のあたる場所」は、1951年のアメリカの映画。監督はジョージ・スティーヴンス、出演はモンゴメリー・クリフトエリザベス・テイラーシェリー・ウィンタースなど。

 

この切なさ、胸がしめつけられる感じ、それがすべてのような映画です。感想を書くのが極めて難しい。

 

あえて書くとしたら、まずは監督・ジョージ・スチーヴンス監督の偉大さを強調したいと思います。

 

「偉大」などという言葉は軽々しく使いたくありません。しかし、この「陽のあたる場所」の演出を見ていると、批評など無意味だと感じてしまう。

 

ワンカット、ワンカットが、絶妙を極めているのです。

 

映画の素晴らしいところ、肝心要、エッセンスというものを、モノクロームの映像に凝縮させてしまっていて、この唯一無二の映像空間は、神レベルの透徹感を有している。

 

モンゴメリー・クリフトエリザベス・テイラーは、この「陽のあたる場所」において、映画史上に鮮明な印象を刻んでいます。この二人の透明感だけでも、ゾクゾクしてしまう。

 

この「陽のたる場所」は、平凡な日常の繰り返しの中で鈍化しかけた、無意識下の「あわだつもの」を、揺り起こしてくれる。眠りにつこうとしている蒼い感性を、肩を揺さぶられるように、呼び覚まされてしまうシネマです。

 

あまりにも純度が高い映画なので、生涯のうちに、見るのは3度くらいにとどめておいた方が良いかもしれません。自分の感動のボルテージを下げないために。

 

この映画の不思議な透明感、ヒリヒリする感じに浸りたいと感じているうちは、自分はまだだいじょうぶだと思うのです。

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風花未来が「風花まどか大学」を開校するに至った、それには深い理由があるのです。

 

このページには、「風花まどか大学」開校のエピソード、なかなか口には出せない心の手続きなどを告発した記事をまとめてみました。

 

茨の道を希望の道に。明るく楽しく…

 

晴れやかな、すがすがしい気持ちで、蒼天に誓う!

 

どうしても伝えたい「まどか学」の存在意義について

 

まどか大学を開校した理由~一つの気づきから

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